2008年03月24日
2008、F1第2戦マレーシアGP、ライコネンが余裕の勝利!
2008年のF1シーズン。
先週の開幕戦オーストラリアGPから連週で開催の、第2戦、マレーシアGP。
先週と同様に、高温しかも多湿なコンディションでのグランプリ。
次戦は、砂漠のバーレンGPで、第3戦までは、気候の暑い中でのグランプリとなる。
開幕戦が、ストリートコースと言う事もあり、中々どの車が速いのか、分からないとこはあったが、よりヴァリエーションに富むコースレイアウトのマレーシアでは、だんだんと分かって来た所はある。
第2戦は、総じてフェラーリが強さを印象づけた。開幕戦が散々な結果だったフェラーリだけに第2戦での巻き返しは、必須ミッションだろう。
そんな面もあるのか、先日フェラーリのCEOを退任し、現場からも離れたジャン・トッドが今回は来ていた。
予選は、フェラーリのフロントロー独占。
グランプリを通じてフェラーリは、やはり他チームより1歩抜きでている感がある。
2列目は辛くもマクラーレン勢が占めたが、その差はごくわずか。
PPから10番手まで1秒以内と言う僅差の予選。フェラーリの次はごくわずかにマクラーレンと言った感はあるものの、BMWとの差はほとんど感じない。単にドライバーの差のような気がする。その後にトヨタ、レッドブル、ルノーが続いていると言ったとこだと思うが正直分からない。
この辺はロン・デニスがコメントしていたように第4戦のスペインGPまではチーム勢力図は何とも言えないと言う気はするが、マクラーレンのアドバンテージは昨年よりは少なくなっているように感じる。
ちなみに、セカンドローを獲得したマクラーレンは2台とも、Q3のアタック後のスロー走行時に、まだアタック中だった、ハイドフェルドとアロンソの進路を妨害したとして、5グリッド降格のペナルティとなった。
確かに映像を見てると、邪魔になる位置にいたねぇ。
最近、80年代や90年代初期のF1映像にハマっててよく見てるんだけど、あの頃と比べると今のF1は本当によく書けば洗練されたスポーツになったものだ。予選の邪魔と見なされれば、グリッド降格。誰かがクラッシュしてしまえばコース塞いでなくても危険と見なされればすぐセーフティーカー。
昔のF1は少々コース塞いでても(特にストリートコースなぞは)、レースは何もないかのように続行されてるし、予選でもセナなんか、ノロノロ行く車をスパッとかわし、PP獲得してたよな。とハイドフェルドがぶつくさ言ってるのを見て感じてしまった。まぁ正しく進化しているんだろうけど、昔のF1を見るとそう言うとこが草レースでとても面白かったりする。
コヴァライネンは、この件に対して、とても真摯な発言をしていた。何か物凄く好青年なんですけど、この人。
さて、レースの方は、フェラーリが独走状態。PPのマッサが順位をキープして1コーナーをクリアしたので、お得意のポール逃げ切りかと思いきや、1回目のピットでライコネンが逆転し、マッサは、結局何とスピンオフでレースリタイヤとなってしまった。映像を見る限り、TCレスの影響によるミスのスピンに見えるけど、もしそうであればオーストラリアに続き、この失態は厳しいのでは。ライコネンとの差があからさまになってしまった気がする。
そして、ライコネンは悠々自適の独走で今季初勝利。
追い上げを図ったマクラーレンは、ハミルトンはスタートでうまく5位に浮上したものの、1回目のピットストップでフロントタイヤの交換に手間取り、順位を落とす。後半、トゥルーリとのバトルは面白かったが、5位でフィニッシュ。コヴァライネンは、少しずつ順位を上げて3位獲得。
意外だったのは、トヨタの好パフォーマンス。確かにマレーシアは得意なコースだと思われるが、予選は3位獲得。結局、トゥルーリが後半のハミルトンの猛追を振り切り、4位フィニッシュ。トヨタは今年はいい仕上がりのようだ。
そして、BMWも好調。マクラーレンとの差はほとんど感じない。毎シーズンに確実にステップアップしてきているが、今年はフェラーリとの差はあるかも知れないが、マクラーレンを食うかも知れない(車上は)。先にも書いたがドライバーで差が出そうな気がするが。
そして、マクラーレンはどうなんだろう。
少なくともセパンでは優位性は感じられなかった。マクラーレンの車も比較的、得意・不得意はあるけど。ストップ&ゴーが主体のコースは例年強い。開幕戦のオーストラリア、モントリオール、モナコ、ハンガリー、モンツァなどは強いだろう。
しかし、他のコースのパフォーマンスはいかがなものか。
F1第2戦、マレーシアGPの決勝結果は以下の通り。
1 K・ライコネン フェラーリ 1:31:18.555
2 R・クビサ BMW + 19.570
3 H・コヴァライネン マクラーレン + 38.450
4 J・トゥルーリ トヨタ + 45.832
5 L・ハミルトン マクラーレン + 46.548
6 N・ハイドフェルド BMW + 49.833
7 M・ウェーバー レッドブル + 1:08.130
8 F・アロンソ ルノー + 1:10.041
9 D・クルサード レッドブル + 1:16.220
10 J・バトン ホンダ + 1:26.214
11 N・ピケ・ジュニア ルノー + 1:32.202
12 G・フィジケラ フォースインディア + 1 laps
13 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
14 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
15 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
17 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 2 laps
Did not finish
18 S・ヴェッテル トロロッソ + 16 laps
19 F・マッサ フェラーリ + 26 laps
20 A・スーティル フォースインディア + 50 laps
21 T・グロック トヨタ + 54 laps
22 S・ボーデ トロロッソ + 56 laps
投稿者 bauhaus : 19:52 | コメント (0) | トラックバック
2008年03月17日
2008、F1開幕戦オーストラリアGP、余談
昨日のF1開幕戦、オーストラリアGP。
余談だけど、レース終盤にマクラーレンのコヴァライネンがアロンソをオーバーテイクした時の、ロン・デニスの喜び方は尋常じゃぁなかった。
ガッツポーズを嫌になるくらい繰り返していた。本気で爆発的に嬉しそうだったね。
そんなにアロンソに対する鬱憤があるのか。昨年の一連の騒動のストレスを一気に吐き出したかのような、異常な喜びぶり。
でもその後すぐに、コヴァライネンのちょんぼでストレートでアロンソに抜き返されたんだけど。この瞬間のデニスのシーンも撮って欲しかった。はしゃぎ過ぎた罰か。
しかし、あのリアクションは、スペインメディアで論議を呼びそうだけど。
投稿者 bauhaus : 21:06 | コメント (0) | トラックバック
2008年03月16日
2008、F1開幕戦オーストラリアGP、大波乱のレースをハミルトンが快勝!
2008年のF1シーズンもいよいよ開幕。
毎年、同じ事を書いている気がするが、昨シーズンが終わってから、次シーズンの開幕まで、長いようであっという間にやってくる。
今年もそんな感じだ。
昨シーズンが、シューマッハ時代にはあり得なかった大混戦で非常に面白いシーズンだった事もあり、F1そのものが非常に注目度が高くなってる気がする。
実際、今や全世界の視聴率では、オリンピック、ワールドカップに次ぐ、視聴率の高いスポーツ(しかもF1の場合は毎年開催だ)。
開幕戦は、もう10年以上不動のオーストラリアGP。
さて、2008年はトラクションコントロールが禁止になり、よりドライバーの技量が試されると言われている。レースもより面白くなる事が期待されている。
冬期テストの結果を見る限りは、フェラーリが他チームより一歩抜き出ており、マクラーレンがやや遅れてそれに続く。後は大混戦と言う雰囲気だったが・・・。
蓋を開けてみれば、マクラーレンはやはり強かったが、フェラーリは今一つだった。
予選でもPPはマクラーレン、ハミルトン。フェラーリ勢は、ライコネンはテクニカルトラブルで予選Q2で敗退のアクシデント。マッサも4位に留まるに終わった。
そして、レースの方は、近年稀に見る凄まじいリタイヤ率で、完走(扱い)は、わずか8台。つまり完走=入賞と言った構図となった。ちょっとここまでのリタイヤが多い大波乱のレースは最近記憶にない。
全体的に、やはりトラクションコントロールが禁止された影響が大きく出てたように感じる。スタート直後の1コーナーでスピンを喫しクラッシュしたマッサも明らかにそうだし、その1コーナーの混乱で多くの車がリタイヤとなった。
ライコネンもTCレスの影響なのか、何なのか、らしくないミスを連発。コースオフにスピン。慣れの問題なのか、車の状態の問題なのか、予選がうまく行かずに後方に甘んじたチャンピオンの焦りだったのか。いずれにしても今日は明らかに精彩を欠いていた。
レースはSCが3回も入ったが、結局、終止安定した悠々自適とも言える落ち着いた走りで、ハミルトンはポール・トゥ・フィニッシュを飾った。
昨シーズンの大活躍で、いきなり各メディアの大注目を浴びるようになった、ハミルトン。大絶賛のイギリスメディアは置いておいても、賞賛からアンチまでとにかくも色々な意味で注目を浴びてる中、プレッシャーも確実に昨年よりは高くなっているだろう(本人は否定しているがそうコントロールしようとしているだけに過ぎないだろう)。
2年目のジンクスとはよく言われるが、そんな言葉を吹き飛ばすような快勝を飾った。まさに絶好のスタートを切った形だ。
個人的には、アロンソのパフォーマンスが印象に残った。明らかに戦力はまだ低いルノーで、意地の善戦をしたと思う。レース中終止限界ギリギリ、コーナを抜ける毎に、カウンターステアを当てながらはみ出しながら戦う様は、チャンプの意地とプライドを見た感じがある。(それと比較すると今日のライコネンは何だったんだろう・・・)
恐らくシーズン後半にはかなりの戦力を付けて来るだろう。
ちなみに、アロンソのチームメイトとなったピケJrは?なパフォーマンスだった。テストの時もそうだし、この開幕戦もプラクティスじゃらレースまで終止微妙なパフォーマンス。彼は本当に速いのか??
また、コヴァライネンもマクラーレンに移籍して、やはりいい車に乗れば速いと言う印象を十分に見せつけた。でもアロンソを苦労してオーバーテイクした後、ストレートで油断してピットイン用のスピードリミッタをオンしてしまい、抜かれ返されたって言うのは、ちょっとおとぼけ過ぎだけど・・・、そう言うキャラなんだろうか。
いずれにしても、まだ開幕戦。オーストラリアのコースは市街地&シケインと言った感じなので、車のパフォーマンスを計るのは時期尚早だろう。
次戦のマレーシアである程度、勢力図は見えて来るだろうけど。
2008年、F1開幕戦の決勝結果は以下の通り。(8位まで完走扱い)
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:34:50.616
2 N・ハイドフェルド BMW + 5.478
3 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 8.163
4 F・アロンソ ルノー + 17.181
5 H・コヴァライネン マクラーレン + 18.014
6 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
Did not finish
7 S・ボーデ トロロッソ + 3 laps
8 K・ライコネン フェラーリ + 5 laps
9 R・クビサ BMW + 10 laps
10 T・グロック トヨタ + 14 laps
11 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 27 laps
12 N・ピケ・ジュニア ルノー + 28 laps
13 F・マッサ フェラーリ + 29 laps
14 D・クルサード レッドブル + 33 laps
15 J・トゥルーリ トヨタ + 38 laps
16 A・スーティル フォースインディア + 49 laps
17 M・ウェーバー レッドブル + 57 laps
18 J・バトン ホンダ + 57 laps
19 A・デビッドソン スーパー アグリ + 58 laps
20 S・ヴェッテル トロロッソ + 58 laps
21 G・フィジケラ フォースインディア + 58 laps
22 R・バリチェロ ホンダ no time
投稿者 bauhaus : 21:23 | コメント (0) | トラックバック
2008年03月09日
赤坂飯店の担々麺は、やはりうまかった
実は、先日、義父が倒れてしまった。
原因は、「心筋梗塞」。
幸いにも命に別状はなく、原因となった血栓も、投薬により溶解出来たので、今は状態を見ながらではあるが、小康状態。
心筋梗塞の場合、病院に運ばれても命を落とす確率は、50%にものぼるらしい。
義父の場合は、勤務先で調子が悪くなった事。勤務先がお茶の水で、大学病院などに近かった事などが幸いして、早期に集中治療室に入る事が出来たのが大きかったと思う。
昨日、奥さんと一緒に義父のお見舞いに行った。
奥さんは、もう8ヶ月目に突入した立派な妊婦だが、義父が入院してから2日に一度病院に行っている。
最初は、義父や義弟とかには、無理して来るなと言われてたようだが、うちに籠ってあれこれ心配するよりは、お見舞いに行った方がよっぽど健康的らしく、結局、容認してもらっている。外に出るのは運動にもなるし。確かにうちの奥さんは、心配性なので、その方がいいだろう。
最寄り駅は、溝の口から向かう場合は半蔵門線の神保町になる。
以前、あるユーザーの仕事でよく行っていた竹橋の近くだ。
竹橋に行ってた頃に、よくお昼に通ってた店がある。パレスサイドビルと言う建物の中にある、「赤坂飯店」と言う店だ。
このパレスサイドビルも、赤坂飯店も、もう昭和の匂いがプンプンするような、全く持って「古い」って印象しか湧かないような所なのだが、この赤坂飯店の「担々麺」にハマってたのだ。
そんな事を思い出しながら、竹橋の近くに来た事だし、お昼は、久々に赤坂飯店に行く事にした。昔よく担々麺の話をしていたので、妻も乗り気だ。
そして、もう1年半振りくらいに「担々麺」を食べた。相変わらず、うまかった。実に満足。
いや、正直、特別うまいかと言われると、そうでもない。最初食べた時も、特に強い印象があった訳ではない。それが、回を重ねる毎に、何故か病みつきになってしまった。そう、何だか中毒症状があるのだ。
実際、この赤坂飯店は「担々麺」がことさら有名らしく、お客の9割くらいは担々麺をオーダーしている。結構行列も出来る。
妻も満足していた。ただ、麺が結構柔らかいので、そこはちょっと不満だったみたいだけど。でもこの柔らかさがここの担々麺だし。
義父の様子は、見た目には以前と何も変わりがなく、私も安心した。体調も良いらしく、逆にそんな状態なので、病院にいるのが苦痛で溜まらないようだ。
体調が良ければ、寝込む事は出来ないし、体力も使わない訳だから、逆に眠れなくもなる。確かに辛いだろう。
しかし、心筋梗塞とは言え、高脂血症やコレステロールなどで成人病健診で引っ掛かった事は一度もなかったそうだ。それだけにショックは大きかったみたい。でも実際には血液の脂質も高く、しかもちゃんと見たら糖尿病の傾向もある事が判明したそうだ。
成人病健診って言うのは意外といい加減なのだろうか。
私の場合は、そんな成人病健診で、あからさまに高脂血症で再検査になっている・・・。もっと危険度が高いと言う事か・・・。
この日はすっかり春の陽気と言う感じだった。花粉も凄く、頭もぼんやり。そんな緊張感のない日だったが、病院から出た時は、日も落ち始め、風が冷たくなっていた。ひんやりと体に冷気を感じる。気候も、健康も。意識しないと。