ドニントンと言えば、1993年にヨーロッパGPの名目でレースが開催されており、レインコンディションの中、アイルトン・セナの奇跡的なドライビングで、オープニング
ラップで実に4台抜きをし、最終コーナーでトップのプロストもぶち抜き、一気ににトップに立ったのがあまりにも有名なエピソード。
と言う凄いレースはあったものの、印象的には極めて地味なサーキットな気がするんですが・・・。

そして、このシルバーストーンのレースも大荒れのウェットレースとなった。
予選は、コヴァライネンが好調で、初のＰＰを獲得。2番手は予想外にもレッドブルのウェバーがゲット。、ガソリン軽めと思われる。
3番手はライコネン、4番手にハミルトン。
決勝は、雨模様の中、スタート。ハミルトンが好スタートを切り、2番手にジャンプアップ。ウェバーはスタート失敗で、ずるする後方に・・・。
コヴァライネンが、辛くも首位を守るが、ハミルトンが猛烈な勢いでオーバーテイクを試みる。そして数周後にはあっさりコヴァライネンをパスし、ハミルトンが首位に。
やはり地元ＧＰ、またここ数戦の体たらくもあり、鬱憤が一気に噴出したかのような快走。
一方のコヴァライネンは今ひとつなパフォーマンスで、その後、ライコネンにあっさり抜かれ、3位に転落。ライコネンが猛烈なペースでハミルトンに迫り、序盤は完全に
二人のマッチレースの様相に。
しかし、最初のピットストップで大きく命運を分けた。ハミルトン、ライコネン共に同時にピットイン。ハミルトンはタイヤ交換したが、ライコネンはタイヤはそのまま。
その選択はどちらが正しかったがすぐに分かることになった。相変わらず快調なペースで飛ばすハミルトンに対し、ライコネンは急激にペースダウン。タイヤが消耗
仕切ってしまい、結局無駄にピットインする羽目に。

レース終盤、雨が一時的に強くなったりで色々混乱はあったが、終わってみれば、結局ハミルトンがぶっち切りのトップチェッカー。
何と2位に入った、ハイドフェルドと60秒以上の大差をつけての勝利だった。そして、3位にはバリチェロが入った。
終盤の雨が激しくなったタイミングで、エクストリーム・ウェットタイヤに変更し、大躍進の走り。そして表彰台獲得。
やはり、バリチェロはロス・ブラウンと相性がいいのであろうか。

また、ポイントリーダーのマッサは全く精彩に欠けたレースで何度もスピン、コースオフを喫し、ノーポイント。マッサの状態の悪いときのパターンが
目いっぱい出てしまった。

この結果、チャンピオンシップは、何と、ライコネン、ハミルトン、マッサの3名が48ポイントで、トップに並ぶ結果に。
今シーズンはレースの度に大きくチャンピオンシップの状況も変動がある。
まだまだ先が見えない状況。シーズン後半戦はどのように展開されるだろう。

F1第9戦、イギリスGPの決勝結果は以下の通り。しかし、この所、F1の記事しか書いてないなぁ。

1 Ｌ・ハミルトン マクラーレン 1:39:09.440
2 Ｎ・ハイドフェルド ＢＭＷ + 1:08.500
3 Ｒ・バリチェロ ホンダ + 1:22.200
4 Ｋ・ライコネン フェラーリ + 1 laps
5 Ｈ・コヴァライネン マクラーレン + 1 laps
6 Ｆ・アロンソ ルノー + 1 laps
7 Ｊ・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
8 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
9 Ｎ・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
10 Ｍ・ウェーバー レッドブル + 1 laps
11 Ｓ・ボーデ トロロッソ + 1 laps
12 Ｔ・グロック トヨタ + 1 laps
13 Ｆ・マッサ フェラーリ + 2 laps
Did not finish
14 Ｒ・クビサ ＢＭＷ + 21 laps
15 Ｊ・バトン ホンダ + 22 laps
16 Ｎ・ピケ・ジュニア ルノー + 25 laps
17 Ｇ・フィジケラ フォースインディア + 34 laps
18 Ａ・スーティル フォースインディア + 50 laps
19 Ｓ・ヴェッテル トロロッソ + 59 laps
20 Ｄ・クルサード レッドブル + 59 laps