酒器特集の第4回目は、引き続き、陶磁器より、「萩焼」の酒器をご紹介します。
釉薬のかけ具合が絶妙な偶然性を生み出す、萩焼独特の感触・質感に富んだ、ぐい呑、ワインカップ、ショット杯、豪華な酒器揃など、幅広く味わい深い酒器商品をチョイスしてます。
ご自分の愉しみ、嗜好の為には無論の事、大切な方々への、贈答品・各種お祝い品・ギフトとしても大変オススメです。
おいしいお酒を 良い酒器で愉しむ為の、アイテムとしていかがでしょう。
茶人好みの器、萩焼
萩焼は、古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物です。萩焼の特徴は原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と使い込むことによって生じる「七化け」があります。貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、七化けとはその貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せることです。
一楽 二萩 三唐津
萩焼は焼き上がりが軽く、装飾面も素朴で、わび茶のムードによく似合います。このため、全体としての柔らかさの点で京都楽焼には及び難いが、がっしりと焼きが固く、絵付けの華やかな唐津茶碗よりは茶陶としては優れていると言われています。
また、萩焼は焼き上がりが柔らかいので、水洗い、持ち運びなどに際して壊れやすいという難点もありますが、萩焼より柔らかな楽焼きの取り扱いには最新の注意を払うという必要があり、唐津ほど適当に取り扱えないと言われています。
萩の七化け
萩焼の胎土(原土)には浸透性があり、しかも低火度焼成で焼き締まりが少ないため、使用するにつれて比較的短期間に表面釉薬の貫入を通して茶がしみ込み、器体の内外ともに色合いが変化してきます。1つの茶碗を大切に使っていくと、その色、つやが時代とともに微妙に変化して何とも言えない風情を醸し出します。茶人の間では、この変化を珍重して「萩の七化け」と称されています。
やきもの独特の質感・高級感は、敬老の日・父の日・母の日など記念日のプレゼントから結婚御祝いのお返しや退職祝いなど様々なギフトにおすすめです。
※写真をクリックすると、美しい拡大写真がご覧になれます。
また拡大写真をクリックすると、その商品の販売サイトにジャンプします。
(売り切れの場合はご容赦下さい)