ひな人形特集の第4回目です。
今回は、ちょっと趣向を変えて、陶磁器のひな人形、「九谷焼のひな人形」をご紹介します。
九谷焼は、敬老の日、金婚式、銀婚式の記念品・贈答品、父の日・母の日・誕生日プレゼントに、定年退職祝い、内祝い、還暦祝い、喜寿祝い、米寿祝い等の記念品として、人気の高い、陶磁器の名ブランド。
長い歴史を持つ九谷焼は、鮮やかな「九谷五彩」の中に、土に命を注ぎ上絵に心を込める職人のひたむきな情熱と豊かで細やかな感性が見事に調和して表現されており、日本を代表とする陶磁器として国内はもとより海外まで知られ、多くの人達に支持され親しまれております。
その九谷焼による、ひな人形の数々。
陶磁器独特の質感と肌触り、九谷焼の持つ鮮やかな色合い・伝統を堪能出来る品です。
ひな人形について
桃の咲く頃の節句(伝統の行事を行う季節の節目となる日)と言う意味を表す、「桃の節句」。桃の節句にひな祭りをするようになったのは、江戸時代の頃と言われています。
ひな祭り自体の起源はいくつかの説がありますが、平安時代には既に平安貴族の子女の雅びな「遊びごと」として行われていました。その後、儀式的な要素も加わり、ひな人形は、「災厄よけ」の「守り雛」として祀られる様になりました。
江戸時代に入ると、女の子の「人形遊び」と節物の「節句の儀式」と結びつき、全国に広まり、飾られるようになり、今にひな祭りに発展してきています。
また、人形自体も江戸初期から時代を追うごとに精巧さを増し、十二単の装束を纏った人形や、豪勢な金箔張りの屏風など、立派なものが作られるようになりました。江戸時代後期には宮中の雅びな装束を正確に再現したものが現れ、江戸末期から明治にかけて雛飾りは2人だけの内裏人形から、嫁入り道具や台所の再現、内裏人形につき従う従者人形たちや小道具、御殿や檀飾りなど急速にセットが増え、スケールも大きくなっていきました。
日本の伝統工芸の技の粋を取り入れ丁寧に職人の手で作られるひな人形。
女の子の一生の宝物・お守りとして、重宝する品です。
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