お正月特集 - 輪島塗 - 最高級漆器 屠蘇器・重箱

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今年も早くも年末が見えてきました。
まもなく師走ですね。そしてあっという間に新年を迎えそうです。

今回から、お正月用品の特集をしていきます。
本日は、漆器工芸品の最高峰ブランド、「輪島塗」を、チョイスしました。
お正月用品の屠蘇器・重箱を中心にご紹介します。
見事な伝統技が光る輪島塗の逸品です。
輪島塗は、非常に高価な印象がありますが(実際、高価ですが)、それだけに、その卓越した技術・美しさは目を見張るものがあります。
堅牢優美を誇る輪島塗は、木地→塗り→加飾と工程が細分化され分業されています。輪島独自の工程を経て、初めて輪島塗と冠することができるブランドです。

輪島塗の要件 ※通商産業省告示第172号(昭和50年5月10日)
伝統的工芸品の名称 : 輪島塗
 
伝統的な技術または技法
1. 下地塗りは、次の技術または技法によること

(1) 木地に生漆を塗付した後「着せもの漆」を塗付した麻または寒冷紗を用いて 「布着せ」をすること。
(2) 生漆に米のり及び「輪島地の粉」を混ぜ合わせたものを塗付しては研ぎをすることを繰り返すこと。

2. 上塗りは、精製漆を用いて「花塗」または「ろいろ塗」をすること。

3. 加飾をする場合は、沈金または蒔絵によること。

4. 木地造りは、次のいずれかによること。

(1) 挽き物にあっては、ろくろ台及びろくろかんなを用いて形成すること。
(2) 板物または曲げ物にあっては、「こくそ漆」を用いて成形すること。

伝統的に使用されてきた原材料
1. 漆は天然漆とすること。 

2. 木地は、ヒバ ケヤキ カツラ もしくはホオノキ、またはこれらと同等の材質を有する用材とすること。 

製造される地域 : 石川県輪島市

※写真をクリックすると、美しい拡大写真がご覧になれます。
また拡大写真をクリックすると、その商品の販売サイトにジャンプします。
(売り切れの場合はご容赦下さい)


































輪島塗の製作工程 輪島塗セレクトショップ美器穂留都より
1)木地作り

【木地型→木地】
よく乾燥した木材を削り商品のおおまかな形を作る。荒削りをした後はカンナで丁寧に挽き上げます。
木地作り工程1 木地作り1工程1 木地作り2

2)下地
【切彫→刻苧→木地固め→木地磨き→布着せ→着せ物けずり】
全体に漆を染み込ませて木地を固め、また損傷しやすい部分には、布を漆で貼付し、補強する。
下地工程2 下地1工程2 下地2

3)下地付け・下地
【惣身付→惣身磨き→一辺地付け→空研ぎ→二辺地付け→二辺地研ぎ→三辺地付け→地研ぎ】
「地の粉」をまぜた漆を、品種や工程に合わせて削ったヘラを使って、数回に分けて塗ります。下地付けをするたびに、乾燥させ砥石を用いて全体を空研ぎ、また水研ぎしながら平面を平滑にします。
下地付け・下地研ぎ
工程3 下地付け・下地研ぎ1工程3 下地付け・下地研ぎ2工程3 下地付け・下地研ぎ3

4)中塗り
【中塗り→中塗り研ぎ→小中塗り→小中塗り研ぎ→拭き上げ】
精製した上質漆を前面に塗布し、下地を強固にし、乾燥後これを研ぎ塗面を検査します。
中塗り工程4 中塗り1工程4 中塗り2工程4 中塗り3

5)上塗り
【上塗り→呂色】
上塗漆を微妙な厚さに塗り上げ、その後チリを取り、塗り込み風呂や回転風呂に入れ漆がたれないように乾かします。
上塗り工程5 上塗り

6)加飾
【加飾】
沈金: 塗面に漆で模様(柄模様の下絵)を描いて、上から金・銀・錫などの粉や、 朱や緑などの色粉を蒔いて模様を描きます。

蒔絵: ノミ(刀)で塗面に模様を彫り、出来た凹部に漆を刷り込み、金・銀の箔や粉、色の粉を埋め(沈めて)模様を描きます。
加飾工程6 加飾

7)完成
【完成】
最後の上塗りをしたあとの漆器に、研磨することと、生漆を刷り込む工程を 繰り返して光沢を出します。鏡のように物が映るほどの光沢が出ます。
完成

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