破魔弓・破魔矢 2 - お正月特集 - 2013

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破魔弓 破魔矢 ケース飾り プレミアム 龍 16号

12月も早、中旬を過ぎました。

お正月向けの伝統工芸品特集です。
前回に続き、男の子のお正月祝い「破魔弓・破魔矢」を特集してます。
その丁寧な作りは匠の技術が結集した伝統工芸の粋と言える逸品です。

魔除けとして、また、雄々しく、力強く、健やかに育てとの願いがこめられた破魔弓・破魔矢。男の子のお正月祝いとして、贈答品として相応しい品です。

なお、販売されているものは大体「破魔弓」とされています。矢と弓のセット品としての意味合いもありますが、下記のウィキペディアの記事通り、「破魔矢」と言うのは商標登録上の問題があるのかも知れません。

破魔矢とは ※出典:ウィキペディア
破魔矢(はまや)とは、正月の縁起物として寺院・神社で授与される矢である。破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットにすることもある。
このほか、家屋を新築した際の上棟式に呪いとして鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てる。新生児の初節句に親戚や知人から破魔矢・破魔弓を贈る習慣もある。

正月に行われていた弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事に使われた弓矢に由来するとされている。元々「ハマ」は競技に用いられる的のことを指す。これを射る矢を「はま矢(浜矢)」、弓を「はま弓(浜弓)」と呼んだ。「はま」が「破魔」に通じるとして、正月に男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれた。後に、一年の好運を射止める縁起物として初詣で授与されるようになった。

商標について
小型の弓にお守りなどをつけた神社の縁起物の「破魔矢」は、神奈川県の破魔矢奉製所という会社が商標登録していたが、広く使われるようになったとして、数年前に商標登録の更新をしなかった。このため、以前は「魔除けの矢」などとニュースで表現していたNHKも最近は「破魔矢」という語を使うこともある。



※下記の写真をクリックすると、美しい拡大写真がご覧になれます。
また拡大写真をクリックすると、その商品の販売サイトにジャンプします。
(売り切れの場合はご容赦下さい)

破魔弓 破魔矢 ケース飾り 山本寛斎 月遊び 覇業 15号

破魔弓 破魔矢 ケース飾り 山本寛斎 月遊び 永慶 13号

破魔弓 破魔矢 吉徳 ケース飾り 20号 黒木目ケース

破魔弓 破魔矢 久月 ケース飾り 寿雲 小槌 彫金 本籐 23号

破魔弓 破魔矢 久月 ケース飾り 飛躍 二本太刀 小槌 欅塗 26号




















破魔弓の作業風景 ※ちぐさやより
1)羽根焼き
美しい矢を作るため、羽根の芯を焼きます。そして均整のとれた美しい矢が出来上がります。

2)藤巻き
一巻き一巻きに力を込めて心を込めて、籐を巻きつける。その度に弓の持つ曲線の美しさ・力強さが出てきます。

3)金箔押し
丁寧に、細心の注意を払いながら、金箔をのせ、さらに磨きをかける「金箔押し」。デリケートな金箔の美しさは、竹のピンセットの微妙な動きで決まります。

破魔弓由来:
弓には武勇を表し、さらに邪気をはらい、眼に見えない精霊を退散させる力のあるものという意味と、人間には知ることの出来ない方向と距離を判定する占いの道具としての意味があります。神社などでは平安の頃より魔除けの意味での破魔弓神事や、年占い神事が行われていました。「はま」は弓で射る的、またはその競技を意味し、後に「破魔」の字をあて魔を射ると解されるようになりました。これらの神事が一般にも広まり、男児の初正月には、雄々しく、力強く、健やかに育てとの願いをこめて破魔弓は飾られています。

破魔弓、羽子板を飾る時期:
赤ちゃんが初めて迎える正月の飾りですから、お祝として十二月の中旬以降に飾り付けをします。また、片付ける場合は一月の十五日頃、正月飾りを焼く左義長(どんと焼き)の行われる時期にしまいます。尚、そのまま飾っておいてひな人形や五月人形の脇飾りとしても良いでしょう。これは、ひな人形、五月人形が季節の節目に飾る物に対し、初正月の飾りである羽子板や破魔弓は末永く続く幼子の人生の始まりを示す飾りであり、魔除け、厄除けの飾りとしての意味を持つものだからです。


巳年生まれの人は
心が広く忍耐力があり、品位は高尚で温和な天性であります。
どんなことがあってもやり通すという実行力と忍耐力がありますから、たいていのことは成功するという恵まれた天運を持っています。

巳について
火の陽、5月、夏、9時〜11時。木が十分に成長し、大きく枝葉を広げた状態。とても慎重で、じっくりと思考する力を持ちます。忍耐強さがあり、周囲を俯瞰的に見られる視野の広さを備えています。
動物は蛇(へび)が割り当てられています。

巳歳のヘビは、古代より東洋では、脱皮し再生する姿から、「不死長寿の象徴」として敬われてきました。
そして、剣とかたちが似ることから、「強さのシンボル」であったともいわれています。
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