伝統のGP、F1第5戦モナコGP。
決勝レースは、ドライコンディションではあるものの、いつ雨が降って来てもおかしくない雰囲気。
スタートは、PPのアロンソが少し出遅れた感はあったものの、微妙なブロックラインでハミルトンを抑え、1コーナーを首位で通過。ハミルトンが2位で続く。
アロンソは快調にペースを上げ、ハミルトン以下を引き離す。
それにしてもアロンソは物凄いペースで快走。ハミルトンも負けずに肉薄するタイムで周回するものの、じわりと差が開く。
上位勢で最初のピットインしたのは、アロンソ。その間にハミルトンが予選タイムを上回るファステストでペースを上げるも、ピットアウトしたアロンソも強烈なペースをでハミルトンの追従を許さない。結局、ハミルトンのピットイン後も、アロンソが再び首位に返り咲き、そのまま同じ隊列でレースは進む。
それにしても、マクラーレンの2台が異次元の走り。フェラーリ勢は、マッサが3位に続くも、マクラーレンのペースには遠く及ばない。
不運な予選結果となった、ライコネンに至っては、スタートで12位にジャンプアップするものの、その後は、バトンに道を阻まれ、順位を上げられずにフラストレーションの溜まるレースとなった。
レース後半、2回目のピットインの後、ハミルトンが猛烈なペースでアロンソとの差を詰め、1秒以内に追いつめるものの、アロンソもペースをしっかりコントロールし、結局、マクラーレンの1-2体制でレースはフィニッシュ。アロンソはモナコ2連勝。
3位はフェラーリのマッサが入るも、アロンソとは1分以上も差を開けられてしまった。そして、4位以下は周回遅れと言う、凄まじいマクラーレンのペース。正直ここまで差が開くとは思ってなかったが、アロンソとハミルトンの争いがそれだけ凄まじいものがあったと言う事だ。
F1GPもまだ5戦を消化した状況だが、俄に、今年のチャンピオンシップ、マクラーレンの内部対決の流れを感じたモナコのレースだった。
F1第5戦モナコGPの決勝結果は以下の通り。次回第6戦は、2週間後カナダGP。
1 F・アロンソ マクラーレン 1:40:29.329
2 L・ハミルトン マクラーレン + 4.095
3 F・マッサ フェラーリ + 1:09.114
4 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
5 R・クビサ BMW + 1 laps
6 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps
7 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
8 K・ライコネン フェラーリ + 1 laps
9 S・スピード トロロッソ + 1 laps
10 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
11 J・バトン ホンダ + 1 laps
12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
13 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
14 D・クルサード レッドブル + 2 laps
15 J・トゥルーリ トヨタ + 2 laps
16 R・シューマッハ トヨタ + 2 laps
17 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
18 A・デビッドソン スーパー アグリ + 2 laps
Did not finish
19 C・アルバース スパイカー + 7 laps
20 A・スーティル スパイカー + 25 laps
21 M・ウェーバー レッドブル + 59 laps
22 V・リウッツィ トロロッソ + 77 laps
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