F1第8戦、フランスGP決勝レース。
雨が降るのではないかと言う予測もあったが、幸いにしてドライコンディションとなった。
スタートは、マッサが好スタートを切り、3番手のライコネンが素晴らしいスタート。逆にハミルトンはスタート失敗し、ライコネンが2位に浮上した。
序盤はフェラーリ2台にハミルトンが食いつく展開。
10番手スタートのアロンソは、オープニングラップで8位にポジションアップ。その後、ロズベルグを抜き、ハイドフェルドに襲いかかるが、ここで引っ掛かる。
一度オーバーテイクをしたものの、スピードオーバーですぐに抜き返される。
上位勢で一番最初のピットインしたのはハミルトン。同じ周回でアロンソもピットインした。フェラーリ勢は、マッサが先のピットイン。ライコネンがペースを上げ、数周後にピットインするが、マッサとの順位逆転はならず、マッサ−ライコネンの配列でレースは続く。
アロンソは、ピットアウト後もハイドフェルドの後ろとなり、オーバテイクのチャンスを伺う。
そして、高速シケインで強引にオーバテイク。ハイドフェルドもこの気合いには動揺したらしく思わずコースオフしてしまった。どっちかと言うと接触を避ける為に、ハイドフェルドが譲ってコースオフしたと言う感じだった。両車接触してリタイヤしてもおかしくない場面。アロンソのイライラと気合いと焦りを感じさせるシーンだった。
その後レースはフェラーリが数秒の差で1-2体制のまま、2回目のピットインに。ハミルトンは、早めにピットイン。何と3ストップ戦略だった。
そして、1回目と同様に、マッサから数周遅れて、ライコネンがピットイン。ピットアウト。ここでライコネンはマッサから首位を奪う事に成功。
レースは結局そのままの順位で終わり、ライコネンが開幕戦以来の勝利を掴んだ。ただ、本人は、完全に満足と言う訳ではないようだったが。
2位にはマッサ。3位はまたしても連続表彰台記録を伸ばした、ハミルトン。
アロンソは、結局ツキもなく7位にフィニッシュ。またも辛い結果のGPとなった。
これで、2強の4ドライバーがそれぞれ2勝ずつと言う混戦状況。安定感のある結果をずっと出しているハミルトンが更にチャンピオンシップをリードする形となった。
次戦は2週連続のGP開催、ハミルトンの凱旋レースとなるイギリスGPだ。
F1第8戦フランスGP、決勝結果は以下の通り。
1 K・ライコネン フェラーリ 1:30:54.200
2 F・マッサ フェラーリ + 2.400
3 L・ハミルトン マクラーレン + 32.100
4 R・クビサ BMW + 41.700
5 N・ハイドフェルド BMW + 48.800
6 G・フィジケラ ルノー + 52.200
7 F・アロンソ マクラーレン + 56.500
8 J・バトン ホンダ + 58.800
9 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 68.500
10 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
11 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
12 M・ウェーバー レッドブル + 1 laps
13 D・クルサード レッドブル + 1 laps
14 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
15 H・コヴァライネン ルノー + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
17 A・スーティル スパイカー + 2 laps
Did not finish
18 S・スピード トロロッソ + 15 laps
19 C・アルバース スパイカー + 42 laps
20 A・デビッドソン スーパー アグリ + 69 laps
21 J・トゥルーリ トヨタ + 69 laps
22 V・リウッツィ トロロッソ + 70 laps
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