2008、F1第8戦フランスGP、マッサが幸運な勝利!

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F1は早くも8戦目。一昔前であれば(全16戦)、ちょうど前半戦の最後のレースって事になる。今年は18戦なので、次戦のイギリスGPが折り返しだけど。
フランスGPの舞台は、マニクール。
このマニクールも契約は今年までらしく、来年は姿を消すだの、消さないだの噂が色々。そもそも、このマニクールは、関係者にあまり評判は良くなかったりする。フランスの片田舎で開催されるグランプリで、交通の便は悪いだの、イベントに便乗してやたら色々値段が高いだの言われている。

個人的には、このサーキットは色々なサーキットのパーツを寄せ集めたようなレイアウトであんまり好きではない(アデレードヘアピンなど、実際、各地のサーキットの名前を冠したコーナーが多い)。前のポール・リカールの方が好きだなぁ。

さて、予選は予想通りフェラーリが強い。こういう複合要素のサーキットはやはりフェラーリが一歩出ている感じがある。フェラーリがフロントロー独占。
そんな中、アロンソは予選4番手の健闘。ルノーの地元だけに、また自身の為にもいい結果を残したいだろう。

そしてレースは、ライコネンがPPから危なげなく飛び出し、2番手のマッサが続く、フェラーリ盤石の体制。
トヨタのトゥルーリがアロンソを交わし、3位にアップ。
カナダGPでピット追突のペナルティを食らい、13番手スタートとなったハミルトンはオープニングラップでヴェッテルをオーバーテイクする際にシケインをはみ出してしまい、結局ドライブスルーペナルティを食らってしまい、ポイント争いのレースから脱落してしまった。

レースは、中盤以降に動き出す。
往年のシューマッハを彷彿させるような、安定した横綱相撲をしていたライコネンに異変。エキゾーストにトラブルを抱えてしまったようで、大きくペースダウン。
マッサが労せずして首位をゲットした。

レースは結局、マッサがそのまま逃げ切り、今シーズン3勝目を挙げ、おまけにチャンピオンシップでもトップに立った。ライコネンはその後深刻な事態にならずに何とか2位でフィニッシュ。状況的に言えばラッキーだったのではないだろうか。

殊勲賞はトゥルーリだろう。戦闘力があるとは言えないトヨタで結局最後まで3位を死守した。久々にトゥルーリの煌めきのあるレースを見た感じがする(いい時はいいんだけど、結構ムラがあるよな)。

ハミルトンは、結局ノーポイント。アロンソを2回に渡りぶち抜いたりで、中々アグレッシブなレースだったけど、何か今回も洗練さに欠けたレースだった。
ちょっとモントーヤを思い出してしまった。あそこまで波は激しいドライバーだとは思わないけど、ちょっとまた方向が良くないね。

後、アロンソも今ひとつなパフォーマンスだったなぁ。結局、チームメイトのピケに抜かれてしまったし。

しかし、まだまだチャンピオンシップの行方が見えない、混戦模様。マッサがこのまま逃げ切れるとも思えないし。どうなるだろう。
F1は早くも真ん中を迎える。

F1第8戦フランスGPの決勝結果は以下の通り。

1 F・マッサ フェラーリ 1:31:50.245
2 K・ライコネン フェラーリ + 17.984
3 J・トゥルーリ トヨタ + 28.250
4 H・コヴァライネン マクラーレン + 28.929
5 R・クビサ BMW + 30.512
6 M・ウェーバー レッドブル + 40.304
7 N・ピケ・ジュニア ルノー + 41.033
8 F・アロンソ ルノー + 43.372
9 D・クルサード レッドブル + 51.072
10 L・ハミルトン マクラーレン + 54.521
11 T・グロック トヨタ + 57.738
12 S・ヴェッテル トロロッソ + 58.011
13 N・ハイドフェルド BMW + 1:02.013
14 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
17 S・ボーデ トロロッソ + 1 laps
18 G・フィジケラ フォースインディア + 1 laps
19 A・スーティル フォースインディア + 1 laps
Did not finish
20 J・バトン ホンダ + 52 laps



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