新しいF1シーズンが開幕した。2009年F1シーズン。今シーズンの開幕は昨年より3週間遅い。また年間レース数も昨年から1つ減り、17レースとなった。
今年の目玉はそれよりも、過去20年で最大規模と言われる、大幅なレギュレーション変更だ。
昨今の空力の進化に伴い、レース中のオーバーテイクは極めて困難となっていたが、今回のレギュレーション変更により、空力デバイスに制限を施し、空力ダウンフォースを削減し、オーバーテイクの機会を増やすと言うのが狙い。さらにオーバーテイクを促進させる要素として、フロントウィングのフラップの角度調節を可変としたのに加え、ブレーキング等で発生したエネルギーを蓄積し、瞬間的な加速装置として利用出来るKERSの導入が試みられた。
また、ダウンフォース削減の補填として、今まで不自然な溝付タイヤだったのが、往年のスリックタイヤが復活。車自体は、空力を制限する為に、フロントウィングが異様に大きく(横幅が長く)、リヤウィングが不自然に幅狭で、位置が高くなっている。まるでチリトリのような井手達だ。
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