2010年7月アーカイブ

F1、2010 第11戦 ドイツGP - アロンソ勝利、フェラーリ1-2

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F1 第11戦 ドイツGP、決勝レースは、アロンソが開幕戦以来の今季2勝目を飾った。レース終盤までトップを引張ったマッサも2位に入り、これまた開幕以来のフェラーリ1-2。
マシンのパフォーマンスは上向きだったが、ようやく結果が出た形だ。
(追伸)
アロンソとマッサの順位がイージーに入れ替わった事について、レース後、フェラーリはチームオーダー違反のペナルティを受けた。レース結果に実害はないものの、10万ドルの罰金。放送中にもチームラジオが流れてたが、かなり露骨だった。マッサの担当エンジニア、ロブ・スメドリーが指示した内容だが、スメドリーはマッサとのコンビが非常に長い。マッサとの信頼関係は絶大である事を考えると、あの露骨な言い回しは、ちょっと色々内情があり気もする(わざわざ、ああ言う表現したような)。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. Fernando Alonso フェラーリ 1:27:38.844
2. Felipe Massa フェラーリ +4.196
3. Sebastian Vettel レッドブル +5.121
4. Lewis Hamilton マクラーレン +26.896
5. Jenson Button マクラーレン +29.482
6. Mark Webber レッドブル +43.606
7. Robert Kubica ルノー +1 Lap
8. Nico Rosberg メルセデスGP +1 Lap
9. Michael Schumacher メルセデスGP +1 Lap
10. Vitaly Petrov ルノー +1 Lap
11. Kamui Kobayashi ザウバー +1 Lap
12. Rubens Barrichello ウィリアムズ +1 Lap
13. Nico Hulkenberg ウィリアムズ +1 Lap
14. Pedro de la Rosa ザウバー +1 Lap
15. Jaime Alguersuari トロロッソ +1 Lap
16. Vitantonio Liuzzi フォースインディア +2 Laps
17. Adrian Sutil フォースインディア +2 Laps
18. Timo Glock ヴァージンレーシング +3 Laps
19. Bruno Senna HRT F1 Team +4 Laps
Did not finish
20. Heikki Kovalainen ロータスF1 +11 Laps
21. Lucas Di Grassi ヴァージンレーシング +17 Laps
22. Sakon Yamamoto HRT F1 Team +48 Laps
23. Jarno Trulli ロータスF1 +64 Laps
24. Sebastien Buemi トロロッソ +66 Laps

2010、F1シーズンの折り返し (2)

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前回の記事が、長くなりすぎてしまったので、途中で一旦切ってしまったが、引き続きと言う事で、パート2。


緊張状態が続くレッドブル。今後のチームマネージメントが鍵

レッドブルは、今シーズンの中で最も速い車を持っていることは明らかだ。特に予選でのパフォーマンスはずば抜けている。レースに於いても、うまくPPのアドバンテージを活かして、トップ走行をする場合は、大体のケースは他チームを置き去りにするハイペースを見せており、一貫したパフォーマンスを発揮している。
しかし、ドライバーズ、コンストラクターズ双方のチャンピオンシップにおいて、リードを保っているのは彼等ではなく、マクラーレンだ。
当初、レッドブルは速いが信頼性に劣るとの風評で、事実、ヴェッテルはトップを快走しながら、ブレーキトラブルなどのマシントラブルの連続でそのポジションを明け渡している。ニューエイの作るマシンは、いつも、「速いが壊れやすい」と言う評価を得るが、レッドブルについてもご多分に漏れずと言う感じだ。
それに追い打ちを掛けるように、最近は、ヴェッテルとウェバーのチームメイト同士の関係に緊張が高まっており、チーム内のこうした緊張により、その高いポテンシャルを活かしきれずに自滅する危険を孕んでいる。

大きくチームメイト同士の軋轢が注目され始めたのは、トルコGPにおける、2台の接触事故。
ウェバーーヴェッテルの1-2体制を築いたのにも関わらず、同士討ちにより、マクラーレンに1-2を譲ってしまった。
この1件については、多くのメディアがヴェッテルの方に非があると言う見解で、実際、ウェバーはヴェッテルのオーバーテイクに対し何の抵抗もせず、ラインも変えていないにも関わらず、抜き終わっていないのにヴェッテルが突然ラインを変えたように見え、尤もな見解だと思われたが、チーム側は真っ先にウェバーを批判した。
またウェバーはそのチームの態度に明らかに不満を抱いている感じだった。
これによりメディアは一斉にヴェッテル優遇論を展開。チームがドライバーを公平に扱っていない事に対し批判を行った。最後にはレッドブルチームも、レースアクシデントだったと結論付け、どちらの責任でもないと言う立場を主張し、またチーム内、ヴェッテルとウェバーの緊張関係を緩和する為のミーティングが行われ、この問題は解決したと必死にアピールを図った。

2010、F1シーズンの折り返し (1)

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今シーズンのF1は、全19戦。
その内の折り返しとなる、第10戦、イギリスGPが先日行われた。

ここまでの戦績は、ハミルトン、バトン、ヴェッテル、ウェバーがそれぞれ2勝ずつ。アロンソが開幕の勝利で1勝のみ。
総合点では、ハミルトンがトップを走り、バトンがそれを追走する形。下馬評では、また、実力をみても、明らかにレッドブルがトップなのだが、結果としてはマクラーレンの両ドライバーが上位を占め、コンストラクターでもマクラーレンが首位を走る。
車のパフォーマンス、開発競争で先頭を行っているのは明らかにレッドブルだ。幸運の部分、最低限のダメージ・ロスのマネージメント。そう言った要素で、結果的にはマクラーレンがトップになっている。




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