先週に引き続き連続開催のF1GP。
F1第3戦は中国GP。前戦のマレーシアGPと同様、ヘルマン・ティルケのデザインによるサーキットで、よって特色も似通ったレイアウト。
F1サーキットで最長のストレートを持つ為、KERS+DRSによるオーバーテイクが見物になりそうなコース。
予選はオーストラリア、マレーシアと好調を見せてきたマクラーレンが良さそうな雰囲気で、進んだが、ずっと力を温存していたヴェッテルが、Q3で楽々のPP奪取。開幕から3戦連続のポール。2位のバトンとは0.7秒差のブッチ切りぶりだった。
一方でウェバーは何とQ1落ち。KERSがトラブルで使えなかった上に、ソフトタイヤ温存の為にハードタイヤのみのアタックとした事が裏目に出て、予選18位と言う結末。
一方でウェバーは何とQ1落ち。KERSがトラブルで使えなかった上に、ソフトタイヤ温存の為にハードタイヤのみのアタックとした事が裏目に出て、予選18位と言う結末。
そして決勝。
これまで好スタートを決め、2連勝中のヴェッテルだが、今回はスタートミス。
バトン先頭、ハミルトン2位でレースは進行。
その後はタイヤ戦略が命運を分けた。3ストップ作戦を取ったマクラーレン勢に対し、ヴェッテルは2ストップ作戦。これにより首位を奪還したが残り5周のところで凄まじい追い上げを見せたハミルトンがヴェッテルをパス。タイヤのヘタレ具合が勝負を決めた感がある。
そしてそのままチェッカーを受け、今季初勝利をモノにした。
今回のハミルトンは良い時のらしい走り。定番だと思われるバックストレートのオーバーテイクより、第2セクターでのコーナー連続区間でのオーバーテイクが光った。
しかし、KERS+DRS+ピレリタイヤの今シーズンのF1。DRSなどは否定的な批判も多いがこの組合せはレースとしては結構面白いかも知れない。中国GPはそう言う意味でも中々面白いレースだった。
レース結果
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. ルイス・ハミルトン マクラーレン 1:36:58.226
2. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル +5.198
3. マーク・ウェーバー レッドブル +7.555
4. ジェンソン・バトン マクラーレン +10.000
5. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +13.448
6. フェリペ・マッサ フェラーリ +15.840
7. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +30.622
8. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +31.026
9. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +57.404
10. 小林可夢偉 ザウバー +1:03.273
11. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +1:08.757
12. ニック・ハイドフェルド ルノー +1:12.739
13. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +1:30.189
14. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1:30.671
15. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap
16. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +1 Lap
17. セルジオ・ペレス ザウバー +1 Lap
18. パストル・マルドナド ウィリアムズ +1 Lap
19. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +1 Lap
20. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +2 Laps
21. ティモ・グロック ヴァージン +2 Laps
22. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +2 Laps
23. ナレイン・カーティケヤン HRT +2 Laps
Did not finish
24. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +47 Laps
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