2011年5月アーカイブ

F1、2011 第6戦 モナコGP - ヴェッテル今季5勝目

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F1-2011-R6.jpg

F1サーカスの中でも、最も伝統的で格式高くセレブリティーなGP。モナコGP。
高級住宅地の狭く曲がりくねった市街地コースを78周。でも他のレースと比べるとここだけ走行距離は特例で短い。でも速度も低いので時間はそれなりに長い。

とにかく狭く抜けないサーキット代表。
しかし、今年のDRS+KERS+ピレリタイヤでこのモナコでオーバーテイク可能になるのだろうか。

予選で好調さを見せたのはハミルトン。Q1、Q2でトップタイム。しかし、Q3でザウバーのペレスが大クラッシュし、赤旗中断。タイムを出していなかったハミルトンは、赤旗解除後アタックをしたが、時間は2分しかなく、しかも大抵の場合中断されると路面コンディション
は悪くなる。それもありタイムは伸びずおまけにシケインをショートカットしてしまった為、タイム無効となった。
思えば、この運の悪さがハミルトンの今年のモナコGPを象徴してた感がある。
PPは結局、すっかり定位置になってるヴェッテル。しかしバトンは2位でマクラーレンの好調ぶりが伺える。

そして決勝レース。
ヴェッテルが首位をキープしたまま1コーナーをクリア。そのままいつものパターンで逃げる。
DRS+KERS効果でそれなりにこのモナコでもオーバーテイクはあったが、やはり基本は抜けないモナコGP。変にDRSで前者に近付ける為、遅い車に引っ掛かり何だかいつものモナコより車の数珠つなぎが多くなった印象がある。
ヴェッテルが最初のタイヤ交換に時間を要してしまい、そのスキに首位を奪還し逃げに転じたバトンだったが、途中のSCでご破産になり、結局はタイヤ戦略もありヴェッテルがモナコ初勝利、今季5勝目を挙げた。ヴェッテル独走状態になりつつある。
2位にフェラーリのアロンソが入ったのは立派。そしてハミルトンは、アグレッシブなレースを展開したものの、マッサと接触しペナルティ、レース後半は周回遅れと数珠つなぎ集団と絡み接触されたり、マルドナドと接触したりで踏んだり蹴ったり感が強いレースだった。

しかし、ヴェッテル強いね。今日も終盤はSCと赤旗に救われたとは言え、それまではタイヤも厳しく、厳しいレース展開だったが、冷静にコントロールしていた事を考えると、ますます精神的には成長をしている感じだ。今シーズンは強そうだね。
そうそう、可夢偉が5位でした。終盤の赤旗中断からレース再開時は4位だったけど凄まじい勢いのウェバーに抜かれてしまった。まあでも上出来では。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 2:09:38.373
2. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +1.138
3. ジェンソン・バトン マクラーレン +2.378
4. マーク・ウェーバー レッドブル +23.101
5. 小林可夢偉 ザウバー +26.916
6. ルイス・ハミルトン マクラーレン +27.210
7. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap
8. ニック・ハイドフェルド ルノー +1 Lap
9. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +1 Lap
10. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1 Lap
11. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +2 Laps
12. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +2 Laps
13. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +2 Laps
14. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +2 Laps
15. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +3 Laps
16. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +3 Laps
17. ナレイン・カーティケヤン HRT +4 Laps
Did not finish
18. パストル・マルドナド ウィリアムズ +5 Laps
19. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +11 Laps
20. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +12 Laps
21. フェリペ・マッサ フェラーリ +46 Laps
22. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +46 Laps
23. ティモ・グロック ヴァージン +48 Laps

F1、2011 第5戦 スペインGP - ヴェッテル逃げ切る

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F1-2011-R5.jpg

F1第5戦、スペインGP。
マシンの総合力が試されるコースで、テストでもよく使われる、カタロニアサーキット。
何と言っても、オーバーテイクの場所がなく抜くのが難しいコース。
今年のオーバーテイク強化策のDRS+KERSで、どのくらいオーバーテイクが見れるのかが見物だ。

予選は、相変わらずレッドブルの独壇場。が今回は昨年ここで優勝しているウェバーがポールをゲット。そしてヴェッテルが2番手のレッドブルがフロントロー独占。
そして4番手に、自ら会心の走りと評したアロンソが入った。

決勝レース。スタートで飛び出したのは会心の予選を戦ったアロンソ。4位の位置からうまいポジション取りで一気にトップに躍り出た。地元GPだけにこれだけでスタンドは大歓声。
しかし、その後のレースの展開はタイヤ交換及びタイヤ戦略でヴェッテルがトップに踊りでて、いつもの逃げ切りパターン。
ここで食らいついたのがハミルトン。5秒近くあったヴェッテルとの差はみるみる縮まり、後半は、1秒以内のバトル。しかし、抜けないスペイン。
結局ヴェッテルが最後までレースをコントロールし、トップチェッカー。ハミルトンとの差は0.6秒だったが、早くも今季4勝目を挙げた。

しかし、マクラーレンも速さを見せた。フェラーリはこの2チームと比べると少し力不足。実際、レッドブルとマクラーレンの2チーム以外は全て周回遅れにされてしまった。
しかし、レッドブル+ヴェッテルの快進撃このまま続くのか。少々面白みに欠けていきそうな感がある。他チームの巻き返しに期待。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 1:39:03.301
2. ルイス・ハミルトン マクラーレン +0.630
3. ジェンソン・バトン マクラーレン +35.697
4. マーク・ウェーバー レッドブル +47.966
5. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +1 Lap
6. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +1 Lap
7. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +1 Lap
8. ニック・ハイドフェルド ルノー +1 Lap
9. セルジオ・ペレス ザウバー +1 Lap
10. 小林可夢偉 ザウバー +1 Lap
11. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +1 Lap
12. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +1 Lap
13. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap
14. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1 Lap
15. パストル・マルドナド ウィリアムズ +1 Lap
16. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +2 Laps
17. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +2 Laps
18. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +2 Laps
19. ティモ・グロック ヴァージン +3 Laps
20. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +4 Laps
21. ナレイン・カーティケヤン HRT +5 Laps
Did not finish
22. フェリペ・マッサ フェラーリ +8 Laps
23. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +18 Laps
24. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +38 Laps

F1、2011 第4戦 トルコGP - ヴェッテル勝利、レッドブル圧巻の1-2

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F1-2011-R4.jpg

前戦の中国GPから3週間と言う比較的長いインターバルを経て、F1第4戦、トルコGPが行われた。トルコ、イスタンブールのコースもヘルマン・ティルケによるサーキットデザイン。
よってコースの特徴や雰囲気は、他のティルケサーキット(マレーシア、中国、韓国、アブダビ、バーレン等)と似通ってたりするのだが、その中でも特に評価の高いコースがこのトルコGPのイスタンブールだ。
逆回り(左回り)のコースレイアウト、豊富なアンジュレーション、そして何よりもF1サーキット屈指の難関高速コーナーである「ターン8」。ティルケの手掛けたコースの中でも傑作と言われているこのトルコのコース。
しかし、ここはいつも観客は少なく、サーキット運営側は来年以降の契約に消極的なようで来年はグランプリカレンダーから消える可能性もあるようで、ドライバーや関係者から人気の高いコースの為、F1関係者、ドライバーなどからも懸念が聞こえてくる。

このコースもやはりダウンフォース、空力ソリューションがものを言う。3週間のブランクが開いた訳だが、中国GPまではレッドブル追撃の1番手としてマクラーレンと言う感じだったが、この3週間でメルセデスとフェラーリが大分追いついてきたと言う感じだ。
予選では、ロズベルグが3位獲得。アロンソも5位獲得。
しかし、レッドブルの強さは相変わらずレベルが違っており、ヴェッテルが全く余裕の4戦連続のPP奪取。ウェバーも2位に続き、レッドブルがフロントロー独占。

そして決勝。ここは過去の実績から見ても圧倒的に奇数列のグリッドが優位。偶数列は路面が汚れておりグリップしない。毎年スタートで明らかな差が出る。
そして今シーズンも変りなく、奇数列が優位なスタート。PPのヴェッテルは手堅くスタートを決め、3位のロズベルグは2位のウェバーを交わす。
その後、ウェバーはロズベルグを抜きレッドブル1-2体制を確立する。

しかし今シーズンは、本当にオーバーテイクが凄まじい数だ。DRS+KERS+ピレリタイヤ効果だが、今回のレースも抜きつ抜かれつがあまりに多く、まぁ楽しいのだけど、個人的にはちょっとオーバーテイクが多い方にパラメーター・バランスが傾き過ぎている気がする。もちろん、コースにもよるだろうけど。

そして、結局はレッドブルが1-2の圧巻のレースっ振り。
ライバル達も必死に追いつこうとしているが、レッドブルはどんどん逃げている感じだ。そしてアロンソが3位をゲット。レースペースもかなり良かった。フェラーリも調子をあげつつある。しかし、レッドブル強過ぎの構図。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 1:30:17.558
2. マーク・ウェーバー レッドブル +8.807
3. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +10.075
4. ルイス・ハミルトン マクラーレン +40.232
5. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +47.539
6. ジェンソン・バトン マクラーレン +59.431
7. ニック・ハイドフェルド ルノー +1:00.857
8. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +1:08.168
9. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1:09.394
10. 小林可夢偉 ザウバー +1:18.021
11. フェリペ・マッサ フェラーリ +1:19.823
12. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +1:25.444
13. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap
14. セルジオ・ペレス ザウバー +1 Lap
15. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +1 Lap
16. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +1 Lap
17. パストル・マルドナド ウィリアムズ +1 Lap
18. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +1 Lap
19. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +2 Laps
20. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +2 Laps
21. ナレイン・カーティケヤン HRT +3 Laps
22. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +5 Laps
Did not finish
23. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +14 Laps
24. ティモ・グロック ヴァージン +58 Laps



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