2011年8月アーカイブ

F1、2011 第12戦 ベルギーGP - ヴェッテルが4戦ぶりの勝利

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F1-2011-R12.jpg

4週間もの夏休みを経て、F1が再び始動した。
第12戦、ベルギーGP。クラシカルな名コース、スパ・フランコルシャンがその舞台。
このスパはF1サーキットの中でも屈指の名コース。F1ドライバー、関係者の中でも鈴鹿に並んで人気の高いコース。
自然の地形をそのまま生かしたダイナミックなレイアウトや、超名物コーナーのオー・ルージュ、ころころ天候が変わるスパ・ウェザーという感じで非常にチャレンジングでドライバーの腕が試されるサーキットだ。

シューマッハがデビューしたのもこのスパ。そして初優勝を飾ったのも、ここスパ・フランコルシャン。そのシューマッハはF1デビュー20周年記念だそうな。

予選はウェットからドライへと変わる難しいコンディション。結局予選を制したのはヴェッテル。2位にはハミルトン、3位ウェバーとここ最近の力関係と言う感じ。フェラーリはやや不調。
決勝レースはドライコンディション。
スタート直後、ロズベルグが最高のスタートを決め首位に立つが、ヴェッテル、アロンソと次々に抜かれ陥落。
序盤はヴェッテル、アロンソ、ハミルトンの順位でレースが続く。ハミルトンは、タイヤ交換後、小林可夢偉とストレートで接触しクラッシュ、リタイヤ。可夢偉を抜ききったと勘違いしての接触。気になったのは、今回ハミルトンの車はストレートが遅かったこと。セッティングの問題だろうか。

このクラッシュでセーフティーカーが導入されレース模様が動いた。バトンが予選は13番手と不本意の結果に終わったが激走で次々とオーバーテイク。最終的に3番手まで浮上した。
ここの所のバトンの走りはいい。
レースは結局、危なげなくヴェッテルが勝利。ヨーロッパGPから4戦ぶりの勝利だ。
そしてチャンピオンシップもますます磐石となった。
シューマッハが5番手に入った。得意のコースで久々の好パフォーマンス。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull 1:26:44.893
2. マーク・ウェーバー Red Bull +3.741
3. ジェンソン・バトン McLaren +9.669
4. フェルナンド・アロンソ Ferrari +13.022
5. ミハエル・シューマッハ Mercedes +74.464
6. ニコ・ロズベルグ Mercedes +48.674
7. エイドリアン・スーティル Force India +59.713
8. フェリペ・マッサ Ferrari +1:06.076
9. ヴィタリー・ペトロフ Lotus Renault +1:11.917
10. パストル・マルドナド Williams +1:17.615
11. ポール・ディ・レスタ Force India +1:23.994
12. 小林可夢偉 Sauber +1:31.976
13. ブルーノ・セナ Lotus Renault +1:32.985
14. ヤルノ・トゥルーリ Team Lotus +1 Lap
15. ヘイッキ・コヴァライネン Team Lotus +1 Lap
16. ルーベンス・バリチェロ Williams +1 Lap
17. ジェローム・ダンブロシオ Virgin +1 Lap
18. ティモ・グロック Virgin +1 Lap
19. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +1 Lap
Did not finish
20. セルジオ・ペレス Sauber +17 Laps
21. ダニエル・リチャルド HRT +31 Laps
22. ルイス・ハミルトン McLaren +32 Laps
23. セバスチャン・ブエミ Toro Rosso +38 Laps
24. ハイメ・アルグエルスアリ Toro Rosso +44 Laps

F1、2011 第11戦 ハンガリーGP - バトンが勝利

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F1-2011-R11.jpg

F1第11戦はハンガリーGP。
東欧圏唯一のGPで、1986年より開催されている老舗のグランプリ。
この25年のレース開催のうち、ウェットレースは2006年の1回しかないと言う、雨になることがほとんどないサーキットだ。

その少ない雨が今年はヒットした。
予選はドライコンディション。そして、PPは辛くもヴェッテルが獲得したが、2位ハミルトン、3位バトンのマクラーレンが続き、明らかにレッドブルのマージンがなくなってきている。エキゾースト規制の影響なのかどうなのか。

そしてレースはウェットコンディション。
レーススタート直後から、ハミルトンが前戦ドイツGPでの勢いそのままにトップのヴェッテルを追い回し、ヴェッテルはたまらず2コーナーでワイドに膨らみ、首位陥落。
その後はハミルトンが順調にトップを快走し連勝ムードだったが、レースは後半動いた。一旦ドライコンディションに変わっていたが再び雨が降り出す。
ここでハミルトンが単独スピンを喫し、2位バトンとの順位が逆転。
その後、インターミデェイトへのタイヤ交換判断失敗や、スピンによってコースを塞いだ為ドライブスルーペナルティを喰らいハミルトンは優勝候補から脱落。

そして気がつけば勝利を飾ったのはバトン。2006年の初めての雨のハンガリーGPで初優勝を飾ったのがバトンだ。しかし、バトンはハンガリーと雨とほんとに相性がいい。相性がいいものが揃い、しかも今回はバトンのちょうど200戦目のGP。
全てがバトンにとっていい方向に進んだという感じのレースだった。

レッドブルは厳しいレース。でもちゃっかりヴェッテルは2位獲得で磐石。

さて、F1はこれから長い夏休みにはいる。次のレースは8/28のベルギー。
再開後、勢力図がどのように変わるだろう。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. ジェンソン・バトン McLaren 1:46:42.337
2. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull +3.588
3. フェルナンド・アロンソ Ferrari +19.819
4. ルイス・ハミルトン McLaren +48.338
5. マーク・ウェーバー Red Bull +49.742
6. フェリペ・マッサ Ferrari +83.176
7. ポール・ディ・レスタ Force India +1 Lap
8. セバスチャン・ブエミ Toro Rosso +1 Lap
9. ニコ・ロズベルグ Mercedes +1 Lap
10. ハイメ・アルグエルスアリ Toro Rosso +1 Lap
11. 小林可夢偉 Sauber +1 Lap
12. ヴィタリー・ペトロフ Lotus Renault +1 Lap
13. ルーベンス・バリチェロ Williams +2 Laps
14. エイドリアン・スーティル Force India +2 Laps
15. セルジオ・ペレス Sauber +2 Laps
16. パストル・マルドナド Williams +2 Laps
17. ティモ・グロック Virgin +4 Laps
18. ダニエル・リチャルド HRT +4 Laps
19. ジェローム・ダンブロシオ Virgin +5 Laps
20. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +5 Laps
Did not finish
21. ヘイッキ・コヴァライネン Team Lotus +15 Laps
22. ミハエル・シューマッハ Mercedes +44 Laps
23. ニック・ハイドフェルド Lotus Renault +47 Laps
24. ヤルノ・トゥルーリ Team Lotus +53 Laps



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