4週間もの夏休みを経て、F1が再び始動した。
第12戦、ベルギーGP。クラシカルな名コース、スパ・フランコルシャンがその舞台。
このスパはF1サーキットの中でも屈指の名コース。F1ドライバー、関係者の中でも鈴鹿に並んで人気の高いコース。
自然の地形をそのまま生かしたダイナミックなレイアウトや、超名物コーナーのオー・ルージュ、ころころ天候が変わるスパ・ウェザーという感じで非常にチャレンジングでドライバーの腕が試されるサーキットだ。
シューマッハがデビューしたのもこのスパ。そして初優勝を飾ったのも、ここスパ・フランコルシャン。そのシューマッハはF1デビュー20周年記念だそうな。
予選はウェットからドライへと変わる難しいコンディション。結局予選を制したのはヴェッテル。2位にはハミルトン、3位ウェバーとここ最近の力関係と言う感じ。フェラーリはやや不調。
決勝レースはドライコンディション。
スタート直後、ロズベルグが最高のスタートを決め首位に立つが、ヴェッテル、アロンソと次々に抜かれ陥落。
序盤はヴェッテル、アロンソ、ハミルトンの順位でレースが続く。ハミルトンは、タイヤ交換後、小林可夢偉とストレートで接触しクラッシュ、リタイヤ。可夢偉を抜ききったと勘違いしての接触。気になったのは、今回ハミルトンの車はストレートが遅かったこと。セッティングの問題だろうか。
このクラッシュでセーフティーカーが導入されレース模様が動いた。バトンが予選は13番手と不本意の結果に終わったが激走で次々とオーバーテイク。最終的に3番手まで浮上した。
ここの所のバトンの走りはいい。
レースは結局、危なげなくヴェッテルが勝利。ヨーロッパGPから4戦ぶりの勝利だ。
そしてチャンピオンシップもますます磐石となった。
シューマッハが5番手に入った。得意のコースで久々の好パフォーマンス。
レース結果
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル Red Bull 1:26:44.893
2. マーク・ウェーバー Red Bull +3.741
3. ジェンソン・バトン McLaren +9.669
4. フェルナンド・アロンソ Ferrari +13.022
5. ミハエル・シューマッハ Mercedes +74.464
6. ニコ・ロズベルグ Mercedes +48.674
7. エイドリアン・スーティル Force India +59.713
8. フェリペ・マッサ Ferrari +1:06.076
9. ヴィタリー・ペトロフ Lotus Renault +1:11.917
10. パストル・マルドナド Williams +1:17.615
11. ポール・ディ・レスタ Force India +1:23.994
12. 小林可夢偉 Sauber +1:31.976
13. ブルーノ・セナ Lotus Renault +1:32.985
14. ヤルノ・トゥルーリ Team Lotus +1 Lap
15. ヘイッキ・コヴァライネン Team Lotus +1 Lap
16. ルーベンス・バリチェロ Williams +1 Lap
17. ジェローム・ダンブロシオ Virgin +1 Lap
18. ティモ・グロック Virgin +1 Lap
19. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +1 Lap
Did not finish
20. セルジオ・ペレス Sauber +17 Laps
21. ダニエル・リチャルド HRT +31 Laps
22. ルイス・ハミルトン McLaren +32 Laps
23. セバスチャン・ブエミ Toro Rosso +38 Laps
24. ハイメ・アルグエルスアリ Toro Rosso +44 Laps
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