ロシアの音楽配信サイト「Allofmp3」で、ア・サーテン・レイシオ(A Certain Ratio)を見つけた。
ア・サーテン・レイシオは、マンチェスター出身のバンドで、事実上のデビューは1980年。
ジョイ・ ディヴィジョン、ハッピー・マンデーズらと同じレーベル、ファクトリーを代表するバンド。
彼らが独自だったのは、パンクを彷彿させるソリッドなニューウェイブの音に、ファンクミュージックを融合させた点。リズムは目一杯ファンクを意識してるのだが、その音は「黒っぽい」からはほど遠く、工業的でニューウェイブっぽさを逆に醸し出している。またその異色なファンクサウンドが独特なグルーブ感を生み出しており、ファンクでもないロックでもないユニークな音だった。
そんな感じで、昔結構好きだったア・サーテン・レイシオ。
Allofmp3 にあったのは、割と新しめのアルバムで、1997年発表の「Change The Station」。
ア・サーテン・レイシオは初期の頃の作品しか聞いてなかったので、初めて聞いてみたんだけど。
う〜ん、随分ソフィストケイトされちゃったなぁ。昔のとがった感覚はない。ファンクリズムとか時折あるんだけど、ダンスミュージック寄りになっちゃってて随分とポップになってしまってた。聞きやすいけどね。初期の頃の方が断然いいねぇ。
と言う事で、今書きながら、初期の「To Each」(1981年)聞いてるけど、いや、こいつらカッコいいよ。インダストリアル・ファンクって感じ。
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