プリンスの新譜、「プラネット・アース」がリリースされた。
と言っても発売されてから、少々時間は経過してるけど。
発売は、どこのレコード会社になるんだろうと思ってたけど、米国では、コロムビアからリリースされる事となった。(最近は、1作毎に契約レーベルを変えている。)
ビルボードでは、初登場3位を記録し、初登場1位を記録した、前作「3121」よりは劣るものの、好調な売れ行きのようだ。
今回の新作は、それよりも、他の事で色々話題と言うか、騒動になっている。
何と言っても、話題が大きかったのは、全米リリースの7/25よりも、10日も前の15日発売のイギリスの新聞デイリー・メールの日曜版、「The Mail On Sunday」に、なんと「付録」として新譜を無料で配布したのだ。
また、プリンスが行うコンサート21公演のうち、8月と9月のO2アリーナ(O2 arena)での公演に参加するファンにも同アルバムを無料で配布するらしい。
先行シングルをVerizonの携帯に独占提供したり、従来のレコード業界の慣習への反抗・離反とも取れる動き。
CDを無料配布する理由についてプリンスは「これはダイレクトに販売するということで、たくさんの騒動を抱えているレコード業界の思惑に参加しなくていい」と話しているそうだ。
さて、肝心のアルバムの中身だが、ちょっと、賛否両論分かれるかも知れない。
私は、前々作「ミュージコロジー」や前作「3121」であったような、彼特有のゴリゴリファンクがやはり好きなので、今作は、地味と言うか大人しい印象を感じだ。
もちろん、シングルカットされた、「Guitar」などは抜群のロックファンクチューンだし、全体的にいかにもプリンスらしい音を構築している。良い出来映えだ。ただ、纏まり過ぎてしまったと言うか、オーソドックスな感じになってしまった感が強い。
聞き込む内にヘビーローテーションになるだろうけど。
コメントする