Movable Type のバージョンアップを行った。今までは、MT 3.17-ja だったけど、最新版の3.32-ja にアップデート。
特に今まで新しいバージョンにアップデートしようとは思ってなくて、ただでさえ、既に安定稼働しているシステムをアップデートするのはリスクがつきまとうしって所もあって、バージョンが上がるたびにニュースでは知ってても、あんまり積極的ではなかった。
今回、アップデートに踏み切ったのは、最近、迷惑トラックバックが非常に多くて、どうしたもんかと思ってたのが一番大きい。
MT 3.32-ja では、迷惑コメントや迷惑トラックバックに対するフィルタリング機能がある為、迷惑なトラックバックリンクをそのままサイトに掲載される事なく、事前に防いでくれる。またアップデートも色々記事を探してみると、簡単に問題なく出来そうな感じだ。
そんな訳で、アップデートを実施した。
いきなり本番サーバーに実施するのは抵抗あるので、まずは、ローカルPC上のテスト用MTから(Windows版)。
アップデート方法は簡単と言うよりは、新規にインストールするのとほとんど変わらない。以下のような手順だ。
1.バックアップ
以下のフォルダをバックアップ
・アプリケーションフォルダ(cgiプログラム群を格納しているフォルダ)
・スタティックフォルダ(スタイルシートや画像ファイルなど静的ファイルの格納フォルダ)
・ブログフォルダ(MTが生成するブログHMTLファイル)
・DBデータ
MySQLとかのDB使ってる場合は、phpMyadminなどのツールで簡単にDBバックアップ取得が出来る。
2.以前のバージョンのデータ削除
旧データを全て空にする。これはやった方がいい。問題が発生した場合に古いデータが残ってると何が問題ないのか分からなくなってしまう。cgiとかの権限再設定とかしなければならないので、面倒ではあるんだけど。
3.新バージョンの導入
ここで結局新規インストールする。
4.旧環境の設定ファイルの復旧
旧コンフィグファイルを新環境に反映する。MT3.2以降なら、mt-config.cgiをそのまま使用。MT3.2以前からのアップデートの場合は、mt.cfg を mt-config.cgi にそのままリネームして使用。ただし、その際にMySQLやPostgreSQLを使ってる場合は、DBのパスワード(mt-db-pass.cgi ファイルに入ってる)を追記する必要がある。
5.色々カスタマイズなど
default_templatesディレクトリやsearch_templatesディレクトリ内のテンプレートをカスタマイズしていた場合は、ローカル側に作成したバックアップから、それらをアップロード。
他、MT3.3の独自機能を有効にする為にコンフィグへの追記とか細かい設定があるが(詳細はシックス・アパートのマニュアルページ参照)、一通り設定を行った後、今までと同様にMTにログインすると、自動的にDB含めシステムアップデートを行ってくれる。
それで、まず、ローカルのWindows環境でアップデートを実施したのだが、ちょっと問題発生。
ちょっと記事が長くなって来たので、続きは後日書く事にしようと思う。
・Movable Type 3.3 マニュアル
・既存環境からのアップグレード(Linux, BSD, Mac OS X)
・既存環境からのアップグレード(Windows)
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